東京都内で活動している劇団です。
写真1番下の右から2番目の男の子です。
彼と初めて会ったのは、大槌町の体育館で公演をする前、なっちゃんと、ゲタップで使っていた下駄が滑るので、下駄の裏にマツヤニを塗る作業をしに行った時でした。体育館近くでやるとご迷惑になるのでは、と、2人で上の方に、全員の下駄を持って上がって行きました。一面見渡せる高台のような所で、下に見える景色は、土と多少の瓦礫のみ。家々が並んでいたのであろう元の景色は私達には分からず、2人で下駄を手に、言葉をなくして立ち尽くしていました。そこで、車からゴミを捨てに出て来た直人と出会ったのです。
最初は照れ臭そうにうろうろし、「こんにちは」と言うと、「ひ~」とか笑って車に戻って行きました。
私達が作業していると、又来て、「何してんですかぁ?」「ここから見える景色どう思う?」「家全部流された」「同級生1人見つからないんだよね。太ってたから逃げられなかったのかな」とか口悪い割に、とてもせつない哀しい優しい顔をしていました。
「夜公演するからよかったら観てね」「用事あるから分かんね。多分行けねぇ」とか言いながら、前の方で、しっかり観てくれていました。
口は悪いけど、純粋で優しくてあったかくて、本当に可愛い、私にとっては1番ヤングな友達です。
昨年、大槌町の避難所となっていた場所に公演に行った時、公演終了後送りに出て来て下さった皆様と撮った写真です。劇団員全員、家に飾っています。
「来年も必ず来ます」
「やっと生きていく目標が出来た。来年も観られるのね」
との言葉に、劇団員皆泣きました。帰りには、お弁当やパンやジュースを頂き、皆バスの中で「普段よりも食生活に恵まれてる、ボランティア公演とか言って来て、私達がボランティアされてるじゃないか!いいのかこれ[e:733]」と泣きながら食べていました。
今では[e:108]友のみんな[e:257]
痩せっぽちのみっちゃん、イキがっているけど可愛い高校生の直人、91歳で元気なつぎさん、ご自分が大変なのに、劇団にいっぱいお菓子と絆のストラップを送って下さった京ちゃん、元気かなぁ?会いたいっ[e:328][e:328]
5/30から行くから、待っててね~。今回は役者総勢27名で行きます[e:282]
遠くからいつもいつも想っています[e:734]